山小屋のノートを覗くと面白い事が書いてある

登山愛好家に聞いた話。
その山小屋の食堂には一冊のノートが置かれていて宿泊者はそこに一言を残して行く習慣になっている。
冬のある時期にこんな書き込みがあった。
またあいつらがやってきたもう逃げられないのだろう。
名前を呼びながら小屋の周囲を歩き回っている。
窓の方は見ないようにしているが時間の問題だ。
食堂から見えるすべての窓には段ボールが貼り付けられ部屋の中央には数枚の布団が積み上げられていた。
実はこの山小屋冬は雪と氷に閉ざされて閉鎖されてしまう。
春になって小屋を開けに来た男が食堂の異変とノートの書き込みを見つけ慌てて確認したが外部から何者かが侵入した形跡はなかった。
厳寒の冬ここの食堂に何がいたのだろう。